東京オリンピック

東京オリンピック 小学時代

東京オリンピック

1964年(昭和39年)10月10日、東京オリンピックが開催されました。後に10月10日が”体育の日”に制定され、休日になりました。

私たちの時代には10月10日が運動会というのが定番でした。
今では体育の日は10日でなくなりましたが、私たちの世代では10日が”体育の日”として、頭に刻まれています。

私は小学5年生でオリンピックを迎えます。
『オリンピック』が何であるか自体を理解していなかったと思います。テレビの普及も進んでいなかった時代だったので、オリンピックを観ていない人もたくさんいた時代です。

重量挙げの三宅選手

クラスでのオリンピック熱はありませんでした。
そんな中、覚えているのが、三宅選手が重量挙げで優勝したことぐらい。なぜか保健室で身体測定をしていた時に見た覚えがあります。

『優勝』ってオリンピックでは使いませんよね。
オリンピックってなに?世界から選手が来て戦っているなんて考えもしていませんでした。

毎日どこかから、三波春夫の「東京五輪音頭」が流れていたような。日曜の朝、家で家族全員でバレーボール女子の決勝戦を何となく覚えています。相手はソビエト(今のロシア)でした。
この戦いで日本女子が金メダルを取ったんです。当時の選手のブルマスタイルは、時代を感じます。まだまだ日本は発展途上でした。

今のようにどの家にも車があった訳ではありません。
コンビニなどあるはずもなく、地元に少しずつスーパーマーケットができ始めていたころ。どの町にも駄菓子屋があり、5円玉を握りしめて
カンロ飴をひとつ買っていた時代。
それが昭和でした。どの家も兄弟がたくさんいて、どこにもガキ大将がいて、それなりに統制がとれていたんだと思います。

私は昭和という年号は変わらないと思っていました。
でも両親は大正生まれ。なんでだろう?全く不思議だとも思っていませんでした。全国にいる昭和29年生まれの人に尋ねてみたいですね。
どんな小学校生活を送って来たのかを。

両親はずっと生きていて、兄弟はいつもそばにいるものだと思っていました。それが家族だと思っていました。単純だったんですね。

私は小学校5年の時に初めて知ったことがあります。
こんなことを聞いたら笑ってしまうでしょうね。
小学校では給食でしたが、時々給食のない日があって、家からお弁当を持参するんです。子供の頃ですから友達のお弁当が気になります。

女子のお弁当は綺麗におかずが並べられ、「女子のお弁当ってなんか可愛らしい」と感じていました。隣に座っていた女子のお弁当を見たとき、自分のお弁当と何かが違っているなと気づきました。

お米と麦

私はその女子に「お弁当に入っているご飯になんで線がないの?」と聞いたのです。「僕のご飯は線があるよ・・・」

女子は私に言ったんです。
「それはお米じゃなくて麦だよ」
「違うよ! お米には線があるんだよ!」と自信を込めて言い返しました。大声で言い合っていたので、どんどん回りに集まってきました。
「波多野君のお弁当に入ってるのは”麦だよ”。お米には線がないし、もっと白いよ」ってことに。そうです。私は麦をずっとお米だと教えられていたのです。今でいう赤っ恥をかいたのです。

学校が終わり家に帰り、母親に尋ねました。「毎日食べていのはお米じゃなくて麦だったの?」
母親はちょっと困った顔をして、「誰に言われたの?」。
すかさず私は、「学校でみんなに言われたよ」

母親曰く、「麦の方が栄養があるんだよ」と押し切ってきました。
当時、私の家には大きな米びつがあって、その中は仕切りがありました。後から知ったんです。米びつの中は仕切られ、お米と麦が入って
いたことを。そして俄然、麦がたくさん入っていました。
そんな家でした。きっと麦の方が安いからだったんでしょう。
それ以上は母親に聞く事はしませんでした。

こんな家でした。おそらくギリギリの生活だったんでしょう。
それでもみんな元気で笑っていられるだけ幸せだったんです。
私の小学生のころは、コテコテの昭和でした。

 

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私は有限会社アイベックスという映像制作会社を設立。そしてバリ島に進出してウェディングのプロディースの会社、PT.BALI IBEXを設立。大手旅行代理店と提携して自社チャペルにてウェディングをプロデュースしていました。しかし、夢半ばで病に倒れ、すべてを失ってしまいました。おまけにその病により下半身不随に。現在もリハビリを続け、復活を目標に生きています。私と同じ病に倒れ、現在も頑張っている人と共有したくて、このブログを書いています。

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波多野智章、波乱万丈の66年

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